6月28日 (火) 晴れ 趣味の世界
知人が鮎を盗まれたらしい。
鮎釣りに必要な「オトリ鮎」。
販売店にいつも良い物があるとは限らない。
そこで、自分が釣ったうちで活きの良いのを
近所の谷川で一時飼育(大きな浴槽に)しておき
次の釣行時に立ち寄り、その日使うオトリを
確実に確保できるようにしていた。
ところが、ある朝に「さあ釣るぞ!」とばかりに
飼育場に行くと空っぽ。
10尾以上あったのが全部消えてた、というのだ。
彼の落ち込みよう ったらなかった。
この時期はそれが一番の楽しみで、この日のために
特に活きのいいのを保管していたのだから無理もない。
盗まれたショックも大きいが、
それ以上に厄介なのが
「今後も盗まれる可能性がある」ということ。
いつも怯えながら…というのはあまりにカワイソウな話。
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トラバサミか電流線でも仕掛けておけばいいと思う。
本気で思う。
捕まえてどうとか、金払えとか、そういう問題ではない。
「他人が喜ぶもの・趣味をぶち壊す盗人は死ね」
というのがボクの考え。
ボクは「死ね」なんて言わない人間なのだが、
こういう事に関しては特別だ。
「黙って素直に…」「恨み言なしに笑顔で…」消えてくれ。
「生活のために金を盗む」ってのは警察に任せるとして
よく釣り竿や道具を盗む輩がいるが、死んでいい。
勿論、釣りだけではない。
丹精込めて育てた花や盆栽を盗むやつも同じ。
“花泥棒は罪にならない”などと嘯くのは決まって
周りの人ではなく、盗んだ当事者だ。
※“花泥棒は…”は「本当に花を盗むこと」ではない。
“他所の花を見て(盗み見)風流を感じる人は罪にならない”
つまり、「
風情を楽しむ心は罪ではない」という意味。
“他所様の花を盗んでも「綺麗だったから」で赦される”
という、盗人猛々しい言い訳は誤用だ。
他人の娯楽を無法で台無しにするという行為は
他人の価値観そのものを踏みにじる「心の犯罪」だ。
オーバーだと思うかもしれないが・・・
そういう「心がダメなヤツ」は、何においても盗る。
作る努力も、手に入れるための苦労もまるでしない。
(違う意味の手に入れる苦労はするが)
楽に欲しいものを手に入れる、それだけの唯物的な主義。
何でも金に換算して物事を考える、そういう人間は
放っておけば何度でも罪を重ね、娯楽の世界を汚す。
ボクにとって、そういう種類の人間は軽蔑の対象であり、
作る側、楽しむ側の人間にとって、いわば不倶戴天の敵だ。
頼むから消えてくれ。